一条工務店では、家の快適さや利便性を体験するために宿泊体験ができます。この記事では、自分自身の宿泊体験を振り返り、事前に知っておくべきだったポイントを分かりやすくまとめました。
宿泊体験は契約前に行うのが良い
理由
- 宿泊体験では、展示場や工場見学では確認できない夜間の快適性や細かい使い勝手を確認できます。それらを確認した上で契約することをお勧めします。
- 宿泊体験の予約は未契約者が優先されるため、土日祝の前日は予約が取りづらい状況です。平日に自由に休みが取れない場合は、契約前に宿泊体験を行うのが良いでしょう。
冬に宿泊する(できれば)
一条工務店の断熱性能や床暖房を体験するためには、寒い時期に宿泊する方が効果的です。ただし、寒い時期が難しい場合は、暑い夏にどのような快適性があるのかを確認するのも有意義です。冬の温かさの快適性は予想しやすいですが、夏の湿度や温度がどのような体感になるかは予想しにくいかと思います。
宿泊体験で確認した方が良いこと
1. 料理をする
実際にキッチンを使用し、その使い勝手を確認しましょう。食器類は備え付けられているため、食材を持ち込んで料理をすることで、キッチン周りの水回り、テーブル、食洗機、コンロなどの使い勝手を体感できます。
2. 風呂を使用する
風呂場は最も冷えやすい場所の一つです。窓のサイズや、ブラインド入り二重窓がどれほど冷気を遮るかを確認しました。風呂場は三重窓も選べるため、曇りガラスの性能や、透け具合も確認しました。
加えて、シャワーの水圧も重要です。エコキュートにはオプションがあり、標準仕様では水圧が弱く感じる場合もあるため、ハイパワータイプを選ぶかどうか検討する際の参考になります。
結果として、我が家では断熱性を重視して曇りガラスの三重窓にしました。水圧も、もともとガス給湯器を使用しており、水圧が強かったため、標準のエコキュートでは弱く感じましたので、ハイパワータイプを選び実際に満足してます。
3. 各部屋の温度を測定する
温湿度計を持参し、窓際やリビング、玄関、1階と2階、寝室など、それぞれの部屋の温度差を確認しました。これにより、断熱性能の違いや部屋ごとの快適性を具体的に把握できます。
おすすめの温湿度計は、実際に住んでからも使用しているSwichbotの温湿度計です。

4. 設備音の確認
ロスガード(換気システム)の音が寝室近くでも気にならないか確認しました。個人差はありますが、ほとんど気にならない程度の音でしたので、実際の設計時に寝室隣の部屋の奥側に設置しました。
5. 階段の使い勝手
オープン階段とボックス階段のどちらにするか迷っていたため、オープン階段であった宿泊中に何度か上り下りをして使い勝手を確認しました。また、階段下のスペースなども検討材料になりました。
6. その他設備の確認
以下のオプション設備やその他選択できる設備についても、実際に使用感や見た目を確認した方が良いです。
トイレ、洗面台・ドレッサー、キッチン、蛇口、食洗機、階段、壁紙、床材、外壁
間取り感の確認
宿泊体験施設の間取り図をもらえると思います。その図を元に、土間、トイレ、洗面所、風呂のサイズ、キッチン、寝室、書斎など各スペースの広さや使い勝手を確認しましょう。最終的に間取りを調整する際に、必要なスペースと削れるスペースを体感しておくことは重要です。
まとめ
宿泊体験は、契約前に行い、間取りやオプション設備を含めて確認しておくことをお勧めします。事前に確認事項をリストアップしておけば、設計段階で非常に役立ちます。また、契約後の設計段階でも、再度宿泊体験を行い、詳細を確認するのも良いでしょう。
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