部屋を広く見せたい、もっとスタイリッシュな空間にしたい。そんな風に考えているなら、「パネルタイプシーリング照明」がおすすめです。従来のシーリングライトとは一味違う、その魅力と選び方を徹底解説します。
パネルタイプシーリング照明とは?
パネルタイプシーリング照明は、LEDを光源とする薄型の照明器具です。最大の特徴は、本体が発光するのではなく、内部の「導光板(どうこうばん)」を通して光を拡散させる「面発光」の仕組みにあります。
この独自の構造により、以下の3つの大きなメリットが生まれます。
- 空間がすっきり広く見える: 厚みが数センチと非常に薄いため、天井にぴったりと馴染みます。圧迫感がなくなり、部屋全体が開放的でスタイリッシュな印象になります。
- 均一でやわらかな光: 光源が直接見えないため、眩しさを感じにくいのが利点です。光が部屋全体に均一に広がるので、影ができにくく、部屋の隅々まで明るく照らします。
- 目に優しい光の質: 面発光によって、光のチラつき(フリッカー)や、目の疲れの原因となる特定の波長の光(ブルーライト)が抑えられます。長時間の読書や作業でも目が疲れにくい、快適な空間を作り出します。
パネルタイプシーリング照明の選び方
次に、実際に製品を選ぶ際のポイントをご紹介します。
1. 明るさ(ルーメン)と適用畳数
製品ごとに「〜8畳用」「〜12畳用」などの適用畳数が記載されていますが、これはあくまで目安です。より明るい照明を好む場合は、畳数に対して余裕のあるモデルを選ぶことをおすすめします。
2. 調光・調色機能
多くの製品に搭載されている便利な機能です。
- 調光: 光の明るさを調節する機能です。シーンに合わせて明るさを変えることで、部屋の印象を自在に変えられます。
- 調色: 光の色味(色温度)を変える機能です。温かみのある「電球色」(夕食時などリラックスしたい時)から、爽やかな「昼白色」(勉強や仕事に集中したい時)まで、気分や用途に合わせて使い分けができます。
3. スマート機能
スマホやスマートスピーカーと連携できる製品も増えています。
- 音声操作: 「照明をつけて」「明るくして」などと話しかけるだけで操作ができます。
- スマホ操作: 専用アプリを使えば、外出先から照明のオンオフやタイマー設定が可能です。
ライト自体に連携機能がついていない場合は、Switchbotなどのスマートリモコンを設置することで簡単にスマート化することができます。
4. 主要メーカーと製品
- パナソニック: 「AIR PANEL LED」シリーズが有名です。導光板技術の高さに定評があり、スタイリッシュなデザインと高品質な光が魅力です。独自の防汚コーティング「キレイコート」により、ホコリが付きにくい工夫もされています。
円形タイプと長方形タイプのライトがあります。
https://amzn.to/4oQ56yr 長方形タイプ
https://amzn.to/3JugOyF 円形タイプ - アイリスオーヤマ: 「パネルライト」シリーズを展開しています。音声操作や、光がゆらぐ「ゆらぎ機能」など、ユニークな機能を持つ製品が多く、比較的リーズナブルな価格帯も魅力です。
円形タイプのライトですので現在使用しているシーリングライトへの切り替えでも違和感はないと思います。
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設置と費用について
ほとんどの製品は、天井にある「引掛シーリング」という配線器具があれば、工具なしで簡単に自分で設置できます。現在シーリングライトをつけている場合はほとんどそのまま使用できます。
もし、引掛シーリングがない場合は、電気工事士による設置工事が必要です。工事費用は5,000円〜20,000円程度が目安で、業者や工事内容によって変動します。購入前に自宅の天井を確認しておきましょう。
使用感
実際に使用してみての感想としては従来のシーリングライトと比べて全体が明るくなるような感じがあります。導光板を通して部屋の隅のほうまで光が届くので、部屋の角まで明るくなる印象です。
調光機能も標準でついているため、あらゆる部屋に適していると思います。

まとめ
パネルタイプシーリング照明は、従来の照明にはないデザイン性と、目に優しい高品質な光を両立させた次世代の照明です。
デザイン性を重視したい方、長時間のデスクワークや読書で目が疲れやすい方に特におすすめです。ぜひ、あなたの部屋にぴったりの一台を見つけて、ワンランク上の快適な空間を手に入れてください。
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