【新築】食洗機は必要?どれを選ぶべき?

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新築を検討されている方は、キッチンに食洗機を設置することが一つの選択項目になっていると思います。そこでこの記事では複数の食洗機を使用してきた私が、食洗機を設置するべきかについての考えを紹介します。

食洗機について

食洗機は数十年後前からある設備ですが、日本ではあまり使われていない印象を受けます。

私はドイツに暮らしていたことがありますが、ドイツでは一般的な家庭でかなり普及しているイメージでした。普通の家電は日本の方が進んでるイメージでしたが、キッチン用品、特に食洗機はドイツメーカーの方が優れていました。

最近は日本でも普及してきましたが、あまり積極的に使われていないのではないでしょうか。その要因としては食洗機に対する良くないイメージがありそうです。

食洗機は使えない?

食洗機が使えないと考えられている、主な理由としては、性能が足りていないイメージがあるということかと思います。

日本に設置される食洗機は、日本のメーカーのパナソニックやリンナイが多いと思います。これらのメーカーの食洗機は正直いうと海外のメーカーのものと比べて性能が劣っているイメージです。

これまで需要が少なかったから開発費も少なく、性能の向上が追いついていないと推測されますが、最近は割と普及してきているので、今後改良されていくことを期待しています。

サイズが小さい

日本の食洗機は、45cm幅が多いですが、正直45cmでは、一回分、一日分の食器や調理器具をまとめて洗浄することはできないと思います。

外国では60cmのフロントオープン型がほとんどですが、それだけでもかなりの容量差があります。

昨年パナソニックでも45cm幅、60cm幅のフロントオープン型がようやく発売されたので今後良くなっていくとは思います。

入れにくい

日本では、引き出しタイプの食洗機がほとんどですが、入れやすさや、入れられる量で言えば、フロントオープン型の方が多くなります。

日本の食洗機は、かがまなくていいということを押し出して、発売されてきたのは、引き出し型がほとんどです。しかしながら、引出しタイプは上下にいれる場合に下から順番にいれる必要があり、食器をいれるたびに他の食器を動かさないといけないことが多くなります。

さらに構造上、かなりきれいに食器を配置できないと、上部へ水が届きにくく、うまく洗浄できないことがあります。

フロントオープン型では、上下ともに入れやすく、ノズルも上下にあるため、そちらのほうが利便性が良いです。

洗浄力が足りない

ドイツメーカーのものと日本メーカーのものを複数使用したことがありますが、日本のものでは洗浄力が低い印象です。

食洗機は、ノズルを回転させお湯を噴射させる構造となっていますが、日本のものでは、ノズルが食器などに引っかかり洗浄が失敗することが度々ありました。ノズルが引っかかってノズルが回転しなくても、エラーは出ずに終わってからでしかわかりません。

食器の入れ方がかなり重要となっており、注意していても水圧で食器が動いてノズルが止まってしまうこともあります。この辺りは、回転が止まったらエラーを出すなど、メーカーの方で改善していってほしいところです。さらに言えば、そもそも引っかからないような構造にしてほしいです。

食洗機のメリット

そのうえで食洗機のメリットについて考えてみます。この辺は、メーカーでも押し出していることですので簡単に紹介します。

時間の短縮

食洗機では、食器を入れていくのと取り出す時間だけで、まとめて洗浄できます。手で洗い、流していくよりも食器の量が多い場合はかなりの時短になります。

手荒れしない

手荒れの大きな要因として、洗剤での食器洗いがあります。いくら手に優しい洗剤をつかったとしても、毎日食器の手洗いをしていては、手は荒れていきます。食洗機を使用すれば水に触れている時間を減らすことができ、皮膚の弱い方でも手が荒れるのを防ぐことができます。

食洗機を使ってこなかった方は、食洗機を使うことにより、手荒れはかなり良くなると思います。

水道代の節約

電気を使うことから、電気代が高くなるイメージですが、お湯の使用量は少なく、あとは回転させるエネルギーだけですのでそこまで高くなるわけではありません。

普通に手洗いで使用する水の水道代と比較すると、食洗機で使う水道代や電気代を合わせても安くなります。

きれいに洗浄できる

食洗機で洗浄する場合は、洗剤が専用のもので、これは手洗い用のものよりも強力です。お湯と食洗機用洗剤で洗浄することで、通常の汚れでは、食洗機で洗ったほうがきれいに落ちます。

ただし、こすり洗いの必要となる、こびりついたタンパク質汚れや、焦げなどは落ちにくいです。それ以外であれば食洗機で十分洗浄できます。

食洗機は、これらのメリットが大きいため、基本的にはすべての方におすすめです。

食器を洗うのが好きという方や、超ミニマリストで、食器が数点の方だけは不要かもしれません。

おすすめの食洗機は?

これは、何を重視するかにもよりますが、スペースと資金がある場合には現状、海外メーカーの60cm幅、フロントオープン型のものがおすすめです。日本の45cm幅の引き出しタイプのものと比べて、一度に洗浄できる容量が全然違います。

3人家族の場合、45cm幅のものでは一日2回から3回使用しないと、食器と調理器具を全て洗浄できません。60cmタイプではそれが一回でまとめて洗浄できるイメージです。

海外製の具体的なメーカーについては、詳しく比較検討されている方を参考にしていただいた方が良いと思いますが、ドイツメーカーのミーレやBOSCHなどであれば間違いないです。

ただし、海外メーカーは値段が高く、キッチンの高さ等も海外の標準仕様で、電圧も200Vが必要だったりするので、選ぶ場合は、しっかりと確認する必要があります。値段で言えばIKEAのものが、比較的安く入れられるようです。

昨年末にパナソニックでもようやく60cmのフロントオープン型が発売されましたので、これから導入する方は選択肢の一つになるかと思います。

一条工務店での選択

私の建てた一条工務店では、オプションで選べる食洗機は限定されており、パナソニック製の食洗機のみでした。

海外製の食洗機を自分で購入して、後付のような形で取り付けられるように設計している方もいましたが、かなりハードルが高く断念しました。

最終的に、選択したのはパナソニックの深型食洗機です。ちょうど自動洗剤投入の製品が選べるようになっていたため、それを選択しました。

使ってみた感想として、やはりすでに書いたようなデメリットはありましたが、深型にしたことでまな板やフライパンなど大きめのものを入れられるようになり、容量的にはマシになっていました。選択するなら深型一択かと思います。

パナソニックで45cmフロントオープン型が出ているので、選択できるようになっていればそちらのほうが良いと思います。

60cm幅のフロントオープン型は、キッチンユニットの設計を変える必要があり、一条工務店で採用できるようになるのは先になるかもしれませんが、採用できるようになっていれば個人的にはそれ一択です。

引き出しタイプはかがんだりしないで、入れられるというのがメリットになっていますが、容量や入れやすさ、洗浄力を考えるとフロントオープン型が優れていますです。

食洗機の使用方法について

食洗機は汚れ落ちが悪く、二度手間になるというイメージを持たれている方もいるかもしれません。

昔の性能のイメージから、軽く手洗いしてから、食洗機にいれるという方が日本では多いです。メーカーも汚れ落ちが悪かったときのために濯いでからの投入を推奨していたりもします。

それだと確かに二度手間になってしまいますが、基本的には使用したそのまま投入するのが良いです。食べ残しなどは大きな固形分は当然取り除きますが、ソースなどの液体は予洗いは不要です。それにより予洗いの手間と水道代を減らすことができます。

汚れが落ちないほとんどの要因としては、回転するノズルの水が当たらないように食器を配置しているのが原因です。水の噴射される方向かつ、重ならずに食器を置くことにより予洗いは基本的には不要です。

例外としてこすり洗いしないといけないような、焦げや固まったタンパク汚れですが、

ちなみに日本メーカーでは、温風の乾燥機能を押していますが基本的には不要です。一番早く乾燥するのが、食洗機終了後に扉を開けておくことです。食洗機の終了時は熱湯ですすぐので、熱い状態で開けておくことですぐに乾きます。

わが家ではパナソニックの食洗機ですが、乾燥使っても使わなくても食器の縁の水は乾燥できないのと、電気を余分に使うために使用していないです。上記のように、終わった直後に開けられるようであれば、それが一番早く乾燥できます。

まとめ

結論として食洗機を導入するかどうかについては間違いなく導入したほうが良いです。

食洗機を検討されている方で、設計の自由度がある方は、60cm幅のフロントオープン型が最適です。容量や汚れ落ちは海外メーカーのものがよいですが、パナソニックも60cmフロントオープン型を最近発売しています。性能はまだ不明ですが、サイズが同じであれば、後々の交換も容易なので、60cmのものを入れておくことをおすすめします。

一条工務店の場合は、オプションから選択する場合は、容量の大きめの深型のを選んでおけば間違いないです。

いきてち

一条工務店のグランセゾンで家を建てて住んでいます。
関西/2階建て/延床面積約100m2
床暖房、エアコン1台、ソーラー・蓄電池設置
高気密・高断熱の家で快適な暮らしが送れているので、検討したおすすめの住設や家電について紹介していきます。

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