【一条工務店】”さらぽか”と”うるケア”どちらを採用すべき?

一条工務店

一条工務店で建築を検討されている方は、換気システムロスガード90に付属させる設備の“さらぽか”“うるケア”で迷う方が多いのではないでしょうか。

“さらぽか”と”うるケア”について、どちらがおすすめか、実際に使用している体験を含めて紹介しています。

さらぽか

“さらぽか”は床暖房に使用している床下のパイプに冷水を流して、夏に部屋を涼しくするシステムです。床暖房システムがあればできるのではないかと思われるかもしれませんが、そのまま冷水を流してしてしまうと床下で結露を起こしてしまう可能性があります。そのため、”さらぽか”では、部屋の湿度を下げる必要があり、全館除湿するための除湿器が搭載されています。

また、結露を防止するために、断熱性と気密性の高いi-smartのみのオプションとなっています。グランセゾンでも問題ないとは思われますが安全の余裕をみて採用できないようになっているのかと思われます。

うるケア

“うるケア”は、換気システムに加湿機能を追加したもので全館を加湿することができます。エアコンや床暖房をつけていると部屋は乾燥してくるため、湿度を補う役割があります。特徴として一般的な加湿器と異なり、水道直結型で、加湿方式も新しい方式です。加湿器のデメリットとして、給水、メンテナンスが大変で、加湿方式によってはカルキやカビが加湿器周りについたりすることがありました。それらのデメリットがなくなった加湿システムです。

“うるケア”は、i-smart、グランセゾンともに採用できますが、i-smartでも、”さらぽか”と”うるケア”の両方を同時に採用することはできません。

どちらを採用すべきか

結論としては、“うるケア”を採用しておいたほうが良いです。その理由について以下で紹介させていただきます。

除湿と冷房は代替可能

“さらぽか”を採用しなかった場合はエアコンで除湿することになります。エアコンのコンプレッサー方式の除湿とデシカント方式では、デシカント方式のほうが電気代が高くなります。高気密の家では、小さなエアコン一台で全館を十分除湿できるため、わざわざ高価なシステムとランニングコストのかかる”さらぽか”を入れるメリットは小さいです。

加湿器は必須

エアコンや床暖房を使用する冬は、乾燥するため、快適性を求める場合は、加湿が必須となります。
現状どの加湿器を使用しても、給水や洗浄などこまめな作業が必要となります。自動給水と洗浄を行える代わりのシステムがない以上、それらを備えた”うるケア”のメリットが大きくなります。

使用するシステムの違いをまとめると以下になります。

さらぽかうるケア
暖房床暖房床暖房
加湿加湿器(別付け)うるケア
冷房床冷房エアコン(別付け)
除湿デシカント除湿エアコン(別付け)

普通の加湿器“うるケア”では、”うるケア”のほうが快適性が高く、冷房・除湿では、“さらぽか”エアコンで快適性の優劣は小さいです。
そのためどちらかで迷ったら”うるケア”で問題ないと思います。

うるケアの使用しての感想

我が家では、はじめはi-smartを計画していたため、”さらぽか”と”うるケア”で迷っていましたが、最終的にはグランセゾンにしたため、”うるケア”を採用しています。

実際の使用として、湿度が40%を切ってくるようになったら稼働をさせています。事前の情報通り、給水や洗浄が不要のため、一度ONにしてからは、特に何かすることはなく、常に加湿をしてくれています。つけていれば湿度が40℃を切ることがなく、体感としても快適に過ごすことができています。

引っ越す前までは、カビの生えにくい沸騰式の加湿器を使用していましたが、数時間で給水が必要になるのと、カルキを落とすための洗浄が必要でした。”うるケア”では、それらの時間が不要になったことから、かなりの時短になり、快適になっています。
“さらぽかに”していたら、給水や洗浄が必要になり、時間も手間もかかるため、これから導入する方にも”うるケア”をお勧めしたいと思います。

夏は、エアコン1台で全館冷房をしており、エアコンの設定を一定にして、24時間つけておくだけで、室内の温度を20-25℃、湿度を40-60%の間に維持することができています。体感としても、快適な気温と湿度で、”さらぽか”でこれ以上快適になるとは思えません。

電気代については、”さらぽか”は水を冷却するのがコンプレッサー方式、除湿はデシカント方式で、エアコン冷房では、冷却も除湿もコンプレッサー方式です。コンプレッサー方式のほうが電気代が安いため、同じ温度と湿度を保とうとした場合、エアコンのほうがランニングコストは良くなります。エアコンで全館除湿・冷房する場合は、エアコンの設置場所が重要になりますが、それさえクリアすればエアコンのみで快適になります。

温湿度計の設置

うるケアを設置している我が家では、温度と湿度を管理するための温湿度計として、SwitchBotの温湿度計を設置しています。精度もよく過去のデータを記録してくれるため温度と湿度の推移を把握することができるため、どちらを採用したとしても設置することをおすすめします。

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大画面表示の温湿度計

スマホアプリででまとめて管理するためにはリモコンハブも必要となりますが、一括管理ができるのとテレビやシーリングライトのリモコン制御もスマートスピーカーでできるようになるためかなり便利です。

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SwitchBot ハブミニとは複数の赤外線リモコンを一つにまとめるコンパクトなスマートリモコンです。ゲートウェイとしてお家のエアコン・テレビ・照明などの家電とSwitchBot製品をインターネットに接続させて、外出先からスマホでコントロールできます。

わが家では1Fと2F、エアコン付近、屋外の4箇所に設置して温度と湿度差を確認しており、アプリで簡単に全て一括で確認することができます。

カビや結露は絶対湿度を考える必要があると言われていますが、アプリから絶対湿度も確認することができます。ただし、エアコンで気温を20-25℃程度に制御しているので、相対湿度40-60%程度を意識して調整すれば、カビや結露は問題なく一年中快適です。

まとめ

一条工務店で採用できる、”さらぽか”と”うるケア”についてどちらを選ぶべきかについて解説しました。
結論として、
“うるケア”の加湿メリット > “さらぽか”の冷房・除湿メリット
であり、これから採用するために迷われている方には、”うるケア”をおすすめします。

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